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    L1スイッチの用途

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    L1スイッチというネットワーク通信機器がある。
    ネットワークスペシャリストの勉強で、L2、L3、L4スイッチは勉強したけど、L1スイッチというのはなじみがなかった。
    どんな機材なんだろう?

    L1スイッチの使い道 : sanonosa システム管理コラム集

    【L1スイッチとは?】
    L1スイッチとは、物理層で切り替え(スイッチ)することのできるネットワーク機器となります。
    ある意味パッチパネルでの切り替えを電気的に行える機械とも言えます。



    ●パッチパネルとは?
    パッチパネル

    パッチパネルを使って配線しよう: sanonosa システム管理コラム集

    【パッチパネルとは?】

    通常はLANケーブルや光ケーブルでダイレクトにスイッチとスイッチ、サーバとスイッチ等を接続します。しかしラックが増えてくると配線がごちゃごちゃになり、何がどこにつながっているのかわからなくなってきます。これを少しでも解消するためにはいったん配線を中継できると便利です。それを実現するのがパッチパネルです。

    パッチパネルの仕組みはシンプルで、ケーブルのInputとOutputを中継するためのポートがたくさん並んでいるだけです。パッチパネル自体には電気を使いませんのでスイッチと違い信号を増幅する機能はありません。単に2本のケーブルを物理的に接続する仕組みしかありません。

    パッチパネルのよいところは、仕組みが単純なので非常に安価なことです。ケーブル集約だけならL2スイッチでも同じことができますが、その方法だとラック数が数十とか数百といった単位になってくるとコストがかなりかさんできます。またうまく設計すると配線変更をパッチパネルにて行えるようになるのでメンテナンスの容易性が増します。



    「パッチ・パネル」とは:ITpro

    ケーブル配線の変更・増設を容易にする配線盤の一種。
    PBXやLANスイッチ,ハブなどのセンター装置を接続する1次側と,コンピュータ端末や電話機を接続する2次側の配線パネル間を,パッチ・コードと呼ぶケーブルで接続。
    パッチ・コードをつなぎ替えるだけで変更・増設が可能。



    パッチパネル - Wikipedia

    パッチパネル(英: patch panel)またはパッチ盤、パッチボード(英: patch board)は、ケーブル群を収納し接続するためのパネルであり、通常19インチラックにマウント可能になっている。一般に機器からのケーブル(パッチケーブル)をパネル前面のジャックに接続し、その背後に恒久的なケーブルが延びている。配置を工夫することで、通信回線などの保守性を向上させる。パッチベイ(英: patch bay)とも呼称される。

    パッチパネルは、専用のスイッチ装置を使わずに簡便に信号の経路を選択できる。この手法は初期の電話交換機にさかのぼり、多数の交換手がパッチパネル(交換台)の前に座り、手でパッチパネル上の配線を変更することで交換業務を行っていた。



    パッチパネルは、昔の電話交換機と同じ原理と。

    ●L1スイッチの用途
    L1はL2よりも下層で動作して、何をするのか?

    L1スイッチの使い道 : sanonosa システム管理コラム集

    【L1スイッチのよくある使い道: ログ分析&IDS】
    大規模サイトでよく使われる用途としてはログ分析&IDS監視です。大量の通信をログ分析サーバもしくはIDSサーバに流し込むために、本番系ネットワークとバックエンドネットワークの間にL1スイッチを挟みこみます


    L2のエッジとエッジの間に、L1スイッチをはさむってこと?

    本番系ネットワークのL2スイッチにポートミラーリング設定をほどこし、L2スイッチ上を流れる全てのフレーム(※念のため注:L2なのでパケットではなくてフレーム)をL1スイッチ側に流れるようにすれば、結果的に本番系ネットワークの全てのフレームがL1スイッチを経由してバックエンドネットワークに流れ込むことになります。

    そして、その流れ込まれたフレーム(というかL1なので信号かな?)をログ分析サーバもしくはIDSサーバが拾い、分析を行います。

    ところでL1スイッチによっては、流れ込まれた信号をロードバランサーのように各サーバに割り振る機能を持つ場合があります。この場合負荷が増えてきた場合に分析サーバのスケールアウトが可能になります。


    スイッチというぐらいだから、信号の振り分けもできると。

    ポートミラーリングとは【port mirroring】 - IT用語辞典

    スイッチ(スイッチングハブ)やルータの持つ機能の一つで、あるポートが送受信するデータを、同時に別のポートから送出する機能
    コピーしたデータをLANアナライザなどで受信し、特定のポートのトラフィックを監視するのに利用する。
    監視されるポートをモニターポートと呼び、コピーが流れてくるポートをミラーポートという。



    ポートミラーリング ‐ 通信用語の基礎知識

    スイッチングHUBで、あるポートの通信内容と同じものを、別のポートからも出力すること。IDSなど、トラフィック監視で使われる。

    技術
    この機能では、ある任意の1ポートに対し、別の一つないし複数のポートの内容をそのまま転送する。
    HUBによっては、MACアドレスを元にフィルターを掛けることも可能な製品もある。
    この時、監視される物理ポートをモニターポートと言い、ミラーリングされたフレームの転送先となる物理ポートをミラーポートと呼ぶ。

    技術
    設定により、ミラーポートではフレームの受信だけでなく送信も可能である。
    また、あくまでミラーリングであるということから、フレーム中のTTL(IPv4の場合)またはHop Limit(IPv6の場合)は減算されずそのまま、ミラーポートへ送られる。


    ・コピー元になるポートが、モニターポート
    ・コピーされたフレームが出てくるポートが、ミラーポート
    ・TTLは減らない=元のフレームと同じ状態をコピーする

    別に、L2のエッジとエッジの間に、L1スイッチをはさまなくてもOK
    =L2にミラーポートを用意して、そこからL1スイッチにフレームを流し込んでもOK

    L1スイッチを使うと、
    ・IDSで監視
    ・パッチパネルのように、ネットワークのトポロジー(接続経路)を変更できる。
    ・ロードバランサーのように、フレームを振り分けできる。

    ●L1スイッチの参考情報
    検索したら、L1スイッチの事例紹介がいくつかヒットした。

    L1スイッチング・システム 「eL1 SWS」

    こんな方へ
    L2スイッチ(LANスイッチ)とL3スイッチで2重化をしようとするネットワーク設計者へ。
    L3スイッチと2重化プロトコル(VRRP)を使って、リダンダント・ネットワークを構築しようとしているユーザへ。
    ネットワークを2重化して、管理にお困りの通信管理者へ。
    VRRPやスパニング・ツリー・プロトコルを使った2重化ネットワークを設計して、問題を経験している設計者へ。

    L2スイッチ(LANスイッチ)L3スイッチで本当に完全な2重化ネットワークが構築できるのでしょうか!
    L1スイッチなくして、2重化ネットワークの緊急障害対応はできません。



    L1スイッチの商品宣伝サイト。
    基本的に、うちの会社のL1スイッチを買え!という煽り文句なのだが、カタログPDFで指摘されている冗長化の問題点は興味深い。
    L2スイッチやL3スイッチによる冗長化よりも、L1スイッチで冗長化した方がスッキリして、トラブルシューティングが楽ですよ~、と。
    カタログ内で提唱されている「デジタル・アイランド」というコンセプトに注目して、L1スイッチのメリットを検討してみたい。

    L1スイッチング・システム 「eL1 SWS」

    障害分離は、L1スイッチ!
    解決策:ネットワークを完全に遮断できる「デジタル島」を作ることです。
        物理と論理に「全体」と「部分」に先ず分けることです。

    物理経路を重要視します。
    即ち、通信拠点の2重化設備のネットワーク・モジュールを、レイヤ1 、レイヤ2 、レイヤ3 の各通信層単位で、回線、ルータ、L3スイッチの全てが、任意に接続、切断、方路変更(ポート変更)ができるようにします。


    (機械翻訳調の日本語、なんとかならんかな~)

    国立情報学研究所のネットワーク「SINET3」で、L1スイッチを活用しているというレポートがあった。
    次世代学術情報ネットワーク(SINET3)の概要について

    (2) ネットワークの階層構成・トポロジー
    エッジ層には高価なIPルータは設置せずL2多重機能を有するエッジL1装置を設置し,利用機関の装置を収容します.
    コア層には,高性能IPルータを配備し,またコアL1スイッチと組み合わせることで,マルチレイヤでのサービスを提供するとともに,高信頼な全国バックバーンを形成します.



    国立情報学研究所 | 導入事例 | IIJ

    SINET3は、最先端のL1スイッチング技術とIPルーティング技術を組み合わせた革新的な光IPハイブリッド・アーキテクチャを採用

    複数のレイヤー(L3のIP系、L2のイーサネット系、L1の専用線系)のサービスを1つのネットワークで実現する「マルチレイヤーサービス」

    このほかSINET3は、複数ループ構造で構成された耐障害性の高い「安心・安全なネットワーク」、多様なサービスを1つのネットワークに収容するための次世代SDH技術、MPLS/GMPLS技術、論理ルータ技術などを組み合わせた「最新技術の採用」が特徴となっている。

    「SINET3では、エッジにL1スイッチ、中継ノードにIPルータとL1スイッチを導入し、高度な設計でこれらを適切に組み合わせることにより、機能性の高いサービスと経済性を両立させていることも大きな特徴です」と漆谷氏は説明する。



    ワォ~、金かかってそうだな~。
    L1スイッチのアプライアンス製品って、値段どれくらいなんだろう?(1台50万円とか100万円程度?)
    …湯水のように、税金を使ってみたい><

    通信技術@2ch掲示板
    L1のスレ (SONET/SDH)

    2 :& ◆/p9zsLJK2M :2005/12/12(月) 01:15:31
    こんなもん使うのなんて、自前でL1構築する大規模キャリア(NTT、KDDI、JT、電力系)か、
    メトロでダークファイバ使って自社網つくる大企業ぐらいしかなさそうなんで、
    あんまり情報出回らないんですよねー。
    CATVキャリアとかも使ってるのかな?


    6 :sage:2005/12/15(木) 21:54:18
    良スレの予感。

    >>2
    自治体が結構自前のダークを持ってたりするよ。
    漏れはそういうところに>>1のような機器を入れる商談を扱ってたりする。


    296 :anonymous :2009/10/25(日) 16:09:08
    L1のネットワークは重要なのに知名度が低い

    297 :anonymous :2009/11/17(火) 15:29:29
    下水の土管に注目する人は少ないからね。



    331 :anonymou:2010/06/15(火) 22:06:54
    ネタっぽいけど、自宅にOC-768/STM-256の回線を引いたおばあちゃんの話
    http://www.vrogspot.com/blog/360/?p=38



    ●L1スイッチの出番
    サーバーが、数台しかない小規模ネットワークだと、L1スイッチは出番なし?(笑)
    サーバーが、10~100台程度なら、パッチパネルでOK?
    100台以上サーバーがあるなら、L1スイッチが便利かも?

    今すぐ使わなくても、こういう便利な機材もあるということで。

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