パソコンのスイッチを入れると、使うOSを選択する画面(ブートローダー)が出てくる。
デフォルトでは、Ubuntuが選択されて起動するようになっているが、これをWindowsが選択されて起動するように変更したい。
起動するOSを選定するブートローダーは、LinuxのGRUBというプログラムである。
GRUBの設定を変更することで、デフォルトの起動OSを変更できる。
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ubuntu grub 設定 の検索結果 約 201,000 件
ここら辺が参考になった。
Grubでデュアルブート時のデフォルト(標準)起動OS設定
GRUB設定ファイルを編集する
/boot/grub/menu.lst
という設定ファイルにある、
default
という数値を変更すれば、起動OSの優先順位が入れ替わる、とのこと。
設定ファイルを直接編集する代わりに、管理ツールを使用する方法も紹介されていた。
めも - Grubの設定をGUIで
「StartUp Manager」というツールを使うと、ゴチャゴチャした設定ファイルを見ることなく、設定を変更できるようだ。
ちょっとした変更なら、直接GRUBの設定ファイルをいじればいいだろうし、大幅に変更するならGUIのツールを使うと便利だろう。
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<2009/11/14追記>
●menu.listが編集できない場合の対処
Ubuntuに付属しているテキストエディタ「gedit」で、menu.listを開き、編集して保存しようとすると、保存できない場合がある。
以下のようなエラーメッセージが出た。
ファイル /boot/grub/menu.lst を保存できませんでした。
そのファイルを保存するために必要な権限がありません。
入力した場所が正しいか確認して、もう一度実行してみて下さい。
この場合、ユーザー権限をスーパーユーザー(管理者)に変更すれば解決する。
・Ubuntuのメニューから、[アプリケーション]→[アクセサリ]→[端末]を開く。
・Ubuntuに付属しているGNOME端末(黒い画面)のウィンドウが開く。
・自分の立場を、一般ユーザーからをスーパーユーザー(管理者)に変更する。
=GNOME端末の画面で「sudo su」というコマンドを入力する。
・管理者としてのパスワードを求められるので、入力する。
=コマンドプロンプトが「root@~」と変わったらOK
・スーパーユーザー(管理者)として、geditを開く。
=GNOME端末の画面で「gedit」というコマンドを入力する。
・geditが起動する。
・この状態で「menu.list」を編集・保存すると、上記のエラーは解消されて、正常に保存できる。
●OSの順番の数え方
上記の参考サイトにもあるように、最初のOSの選択肢を「1番目」ではなくて、「0番目」と数える。
=1から始めるのではなくて、0から始める点に注意。
=通常の数え方(序数)とは、1個ズレているので間違えないこと。
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