ようこそ!浜村拓夫の世界へ

    ブログ内検索

    最近の記事

    最新の広告

    VPSでWebサイトを作る


    ドメイン名を取得する


    プログラミングの質問サービス


    Blog Translation

    Powered By FC2ブログ

    Powered By FC2ブログ
    ブログやるならFC2ブログ


    FC2ブログ LOGIN

    FC2ブログ 管理画面


    with Ajax Amazon

    伝説のハッカーが教える 超監視社会で身をまもる方法

    このエントリーをはてなブックマークに追加
    セキュリティーの専門家、ケビン・ミトニック氏の本がありました。

    伝説のハッカーが教える 超監視社会で身をまもる方法
    ケビン・ミトニック / ロバート・バモシ
    日経BP
    2018-02-16
    ¥ 2,160


    目次


    まえがき
    はじめに

    第1章 パスワードは破られる!
    第2章 あなたのメールは読まれている?
    第3章 盗聴基礎講座
    第4章 暗号化しないなんて、裸同然だ
    第5章 さあさあお立ち会い、この体を消してご覧にいれましょう
    第6章 あなたのクリックはすべて監視されている
    第7章 金を惜しめば、後悔することになる
    第8章 すべてを信じよ。何も当てにするな
    第9章 プライバシーがない? なんとかしろ!
    第10章 逃げはできても、隠れはできない
    第11章 おい、勝手に居場所をバラさないでくれ
    第12章 インターネット監視
    第13章 上司があなたに隠していること
    第14章 姿を隠すのは楽じゃない
    第15章 FBIは獲物を逃さない
    第16章 「不可視」の技術をマスターする

    謝辞
    原注
    索引

    【“伝説のハッカーが教える 超監視社会で身をまもる方法”の続きを読む】
    このエントリーをはてなブックマークに追加

    「5G革命」の真実

    このエントリーをはてなブックマークに追加
    いよいよ普及し始める次世代の通信規格「5G」。

    第5世代移動通信システム - Wikipedia

    第5世代移動通信システム。
    5th Generation, 「5G」(ごジー、ファイブジー)と略記される。
    1G、2G、3G、4Gに続く無線通信システムである。



    5Gの解説書も出て来ています。

     「5G革命」の真実 --5G通信と米中デジタル冷戦のすべて (WAC BUNKO 301)
    深田 萌絵
    ワック
    2019-07-25
    ¥ 994


     日本のIT産業が中国に盗まれている
    深田 萌絵
    ワック
    2019-01-17
    ¥ 1,404


    深田萌絵 - Wikipedia

    深田萌絵 本人公式ノンポリ★ブログ

    中国のファーウェイが5Gの覇権を握るのでしょうか?
    日本の企業も5Gで躍進できるのでしょうか?

    5Gの技術について正確に理解しておきたいと思います。

    【“「5G革命」の真実”の続きを読む】
    このエントリーをはてなブックマークに追加

    P2P通信アプリ「Bitmessage」

    このエントリーをはてなブックマークに追加
    ブロックチェーン技術を応用して、P2Pで暗号通信を行なうアプリがありました。

    Bitmessage - Wikipedia

    Bitmessageは非中央集権型の暗号化された無信用のP2P通信プロトコルである。
    他者または複数のサブスクライバーへ暗号化されたメッセージを送信することを可能とする。
    無信用とは、信用のおけないノードと通信してしまってもセキュリティが破られないことを指し、サーバの信用を認証局の発行する証明書に依拠するSSLなどのシステムとは対照的である。
    BitmessageはユーザーのIDを秘匿するために公開鍵暗号で暗号化された各ユーザー宛のメッセージをP2Pネットワーク上で複製し、他のユーザーのメッセージとかき混ぜる。
    これにより盗聴を防ぎつつ、非中央集権方式でネットワークを運用することが可能になる。
    Bitmessageの通信プロトコルは認証を通して送信者の成りすましを防止し、傍受システムからメタデータを隠匿する。



    Bitmessage Wiki

    GitHub - Bitmessage/PyBitmessage: Reference client for Bitmessage: a P2P encrypted decentralised communication protocol:

    ●Bitmessageの使い方

    Bitmessage - P2P 通信で完全に暗号化するフリーメール | free.

    Bitcoinの仕組みを用いたP2P暗号化メッセージシステム·Bitmessage MOONGIFT
    このエントリーをはてなブックマークに追加

    TeamViewerの安全性

    このエントリーをはてなブックマークに追加
    ネットワーク越しにパソコンを遠隔操作できるソフトウェアがあります。
    その一つが「TeamViewer」です。

    TeamViewer – リモートサポート、リモートアクセス、オンラインコラボレーション、オンラインミーティング
    TeamViewer

    「TeamViewer」セットアップが容易な多機能リモートデスクトップソフト - 窓の杜ライブラリ

    しかし、TeamViewerのようなリモートデスクトップツールは、往々にしてセキュリティーホールになりがちなので、使い方には注意したいです。

    PCをリモート操作するTeamViewerの乗っ取りで被害が続出した件で開発元が声明を発表 - GIGAZINE

    TeamViewerに気をつけましょう | セキュリティ対策のラック

    会社のパソコン付けっぱなしにしてたらハッキングされてAmazonで50万円分のXboxやらニンテンドーやらのコードを不正購入された件 - Togetter

    リモートデスクトップ接続ソフト「TeamViewer」に再び脆弱性、修正版が公開 - 窓の杜

    遠隔操作が必要な場合は、SSLやSSHなどの一般的なプロトコールで、直接サーバーへアクセスするようにした方が無難かと思われます。

    ・パソコンに入れるソフトは、オープンソースで、汎用的なものが望ましい?
    ・中身が見えないプロプライエタリー製品は、脆弱性があっても自分では対応できないので、トラブルが生じたときに対応が後手後手になる?


    PC遠隔操作事件
    神保 哲生
    光文社
    2017-05-17


    このエントリーをはてなブックマークに追加

    ブロックチェーンは信頼を築くプロトコール

    このエントリーをはてなブックマークに追加
    ブロックチェーン技術が、いろいろな形で応用されつつある。
    ブロックチェーンが社会にもたらす影響を考察するため、「ブロックチェーン・レボリューション」という本を参考にしてみた。

    ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか
    ドン・タプスコット
    ダイヤモンド社
    2016-12-02


    世界経済に将来、もっとも大きなインパクトを与える技術が誕生した。
    人工知能でも、自動運転車でもない。
    IoTでも、太陽エネルギーでもない。
    それは、「ブロックチェーン」と呼ばれている。



    目次

    PART1 革命がはじまる SAY YOU WANT A REVOLUTION

    第1章 信頼のプロトコル

     インターネットに足りなかったのは「信頼のプロトコル」
     ブロックチェーンとはいったい何なのか
     世界中がいまブロックチェーンに注目している
     テクノロジーが企業や政治家の嘘を暴く
     インターネットの帰還
     アイデンティティを自分の手に取りもどす
     ブロックチェーンから見えてくる未来
      本物のシェアリング・エコノミーがやってくる
      金融業界に競争とイノべーションが生まれる
      財産権が確実にデータ化される
      送金が安く、早く、簡単になる
      支援金が必要な人に確実に届く
      クリエイターが作品の対価を受けとれる
      会社の形態が進化する
      モノが自分で動くようになる
      小さな起業がどんどん生まれる
      政治が人びとのものになる
     未来型プラットフォームの光と闇

    第2章 未来への果敢な挑戦

     未来をデザインする7つの原則
     原則1 信頼:嘘をつかないネットワーク
     原則2 権力:力の集中から分散へ
     原則3 インセンティブ:利己的な行動が全体の利益になる
     原則4 セキュリティ:不正のできないプラットフォーム
     原則5 プライバシー:個人情報のブラックボックス化
     原則6 権利:スマートコントラクトによる明確化と自動化
     原則7 インクルージョン:格差を解消するデザイン
     ブロックチェーンは人間を守る技術


    PART2 ブロックチェーンは世界をどう変えるのか TRANSFORMATIONS

    第3章 金融を再起動する ―― 錆びついた業界をリブートする8つの指針

     ブロックチェーンは金融業界をどう変えるか
      1 本人認証・取引認証
      2 価値の移動
      3 価値の保存
      4 価値の貸し借り
      5 価値の交換
      6 資金調達・投資
      7 リスクマネジメント
      8 会計
     ストック・エクスチェンジからブロック・エクスチェンジへ
     パブリックか、プライべートか
     世界中の大手銀行を巻き込むコンソーシアム
     画期的な変化は外からやってくる
     会計業務は新たな時代に対応できるか
     複式簿記から三式簿記へ
     「評判」がお金を借りる力になる
     ブロックチェーンIPO
     予測市場はデリバティブの主要ツールとなるか
     豊かさのプラットフォーム

    第4章 企業を再設計する ―― ビジネスのコアと境界はどこにあるのか

     マネジメントの終馬
     進化する企業
     企業は何のために存在するのか
     ブロックチェーンは検索コストをどう変えるか
     ブロックチェーンは契約コストをどう変えるか
     ブロックチェーンは調整コストをどう変えるか
     何が企業の境界を決めるのか
      インアウト・マトリックス
      企業の本質を理解する9つの質問

    第5章 ビジネスモデルをハックする ―― オープンネットワークと自律分散型企業

     AirbnbからbAirbnbへ
     未来の企業を読み解く4つのモデル
      1 スマートコントラクト
      2 オープンネットワーク型企業(ONE)
      3 自律エージェント
      4 自律分散型企業(DAE)
     オープンネットワークがもたらす7つの革新
      1 ピアプロデューサー
      2 スマート著作権管理
      3 シェアリング・エコノミー
      4 メータリング・エコノミー
      5 プラットフォーム・ビルダー
      6 ブロックチェーン・メーカー
      7 エンタープライズ・コラボレーション
     ビジネスモデル・イノべーション

    第6章 モノの世界が動きだす ―― ブロックチェーン・オブ・シングズ

     IoTとブロックチェーン
     マイクログリッドとリアルタイムの電力マーケットが実現する
     街に溶け込むコンピューター
     ブロックチェーンがIoTに命を吹き込む
     創造的破壊の12のエリア
      1 交通
      2 インフラ管理
      3 エネルギー・水・廃棄物
      4 農業
      5 環境モニタリングと災害予測
      6 医療・ヘルスケア
      7 金融・保険
      8 書類や記録の管理
      9 ビル管理・不動産管理
      10 製造メンテナンス
      11 スマートホーム
      12 小売業
     ブロックチェーンIoTは全員を勝者にする
     UberからSUberへ
     変化をチャンスにつなげるために

    第7章 豊かさのパラドックス ―― 資本主義とインクルージョン

     資本主義はなぜ迷走しているのか
     金融サービスから取り残された人たち
     デジタルIDで個人の評判をグローバル化する
     富の再分配から新たなチャンスの分配へ
     移民たちを食い物にする送金ビジネス
     スマートフォンをATMに変える技術
     ブロックチェーンによる対外援助と災害復興
     マイクロファイナンスの現状と未来
     役人の不正をブロックチェーンで解決する
     誰もが希望を持てる未来のために

    第8章 民主主義はまだ死んでいない ―― 選挙、法律、政治

     ブロックチェーンは政治への信頼を取り戻せるか
     効率的で高品質な行政サービスの実現
      情報連携による業務効率化
      公共サービスにおけるIoTの活用
      グローバル行政サービス
     個人やコミュニティによる自主的な予算管理
      ラディカルな情報公開
      成果報酬型の公共プロジェクト
      スマート・ソーシャル・コントラクト
     テクノロジーとデモクラシーの気まずい関係
      1 意見の分裂と対話の消減
      2 でたらめや陰謀論の流布
      3 政策の複雑化
     ブロックチェーン民主主義
     ブロックチェーンは選挙をどう変えるか
      E2E検証可能投票システム
      ニュートラル投票連合
      「投票を守れ」運動
     民主主義の新たな形を考える
      ランダム投票権で不正を防止
      価値に投票し、意見に賭ける
     ブロックチェーン裁判
     21世紀型民主主義を実現するツール
      デジタル・ブレインストーミング
      賞金つきチャレンジ
      オンライン陪審
      審議型世論調査
      シナリオ・プランニング
      予測市場

    第9章 僕らの音楽を取りもどせ ―― アート、教育、ジャーナリズム

     音楽業界とフェアトレード
     肥大化したビジネスと搾取の構造
     新たな音楽エコシステムをデザインする
      バリュー・テンプレート
      公平な利益配分
      お金の流れを透明化する
      リアルタイムのマイクロペイメント
      データ連携のスムーズ化
      音楽利用データの活用
      デジタル著作権管理(DRM)
      動的な価格管理
      利用者相互の評価システム
     ブロックチェーンがビジネスモデルを書き換える
     ミュージシャンたちの新たな挑戦
      ブロックチェーン上の著作権登録
      権利マネジメントのプラットフォーム
      新人をサポートするコミュニティの育成
     アーティストとパトロンをつなぐコミュニティ
     ブロックチェーンで発言の自由を取りもどす
     MITメディアラボと教育業界の新たな試み
     豊かな文化が豊かな世界をつくる


    PART3 ブロックチェーンの光と闇 PROMISE AND PERIL

    第10章 革命に立ちはだかる高い壁

     課題1 未成熟な技術
      大量アクセスに対するキャパシティ不足
      洗練されたツールの必要性
      長期的な流動性に対する懸念
      処理時問の問題
      ユーザーの過失をどう防ぐか
      社会との関わり
      法的トラブルの可能性
     課題2 エネルギーの過剰な消費
     課題3 政府による規制や妨害
     課題4 既存の業界からの圧力
     課題5 持続的なインセンティブの必要性
     課題6 ブロックチェーンが人間の雇用を奪う
     課題7 自由な分散型プロトコルをどう制御するか
     課題8 自律エージェントが人類を征服する
     課題9 監視社会の可能性
     課題10 犯罪や反社会的行為への利用
     ブロックチェーンは闇を照らす光になれるか

    第11章 未来を創造するリーダーシップ

     ブロックチェーンが真価を発揮するために必要なもの
     ブロックチェーン・エコシステムのプレイヤーたち
      ブロックチェーン業界の先駆者
      べンチャーキャピタリスト
      金融機関
      ブロックチェーン開発者
      大学・研究機関
      国と中央銀行
      非政府組織
     ブロックチェーンを率いる女性の力
     新たな技術には新たなルールが必要だ
     ビットコイン先進国をめざすカナダ
     中央銀行はデジタル通貨にどう対処するのか
     適切なガバナンスは深い理解から生まれる
     ブロックチェーン時代のガバナンス・ネットワーク
      1 ナレッジ・ネットワーク
      2 オペレーション・ネットワーク
      3 政策ネットワーク
      4 アドボカシー・ネットワーク
      5 監視ネットワーク
      6 プラットフォーム
      7 標準化ネットワーク
      8 ステークホルダー・ネットワーク
      9 移住者ネットワーク
      10 ガバナンス・ネットワーク
     新たな社会は対等なつながりから生まれる
     ブロックチェーン時代のリーダーたちへ

    謝辞
    解説 若林 恵(『WIRED』日本版編集長)
    原注
    索引



    ブロックチェーンは、電子的な台帳として働き、情報の改竄を防止する。
    ブロックチェーンによって、インターネット上に信頼関係を築くことができる。

    (1) 経済改革 (資本主義経済の改良)
     お金を電子化して、銀行が独占していたお金の発行権を全ての市民に解放できる。

    (2) 政治改革 (間接民主主義政治の改良)
     電子的な投票によって、直接民主主義が実現できる。
     共和制が容易に実現できるようになるはず。

    他にもいろいろあるが、インパクトが大きいのはこの2点だろうか?
    インターネットがなくならない限り、この流れはどんどん加速していくだろう。

    ビットコインイーサリアムスマートコントラクトのプラットフォームは、まだまだ改善の余地がある。
    未来からのバックキャスティングで、現在の課題を洗い出してみよう。
    このエントリーをはてなブックマークに追加

    SSL通信で暗号化されない情報

    このエントリーをはてなブックマークに追加
    インターネットの利用時に、SSL(TLS)技術は必須のものとなりつつあります。

    (参考) Googleが常時SSL接続を推奨
    Google ウェブマスター向け公式ブログ: HTTPS をランキング シグナルに使用します (2014/08/07)
    Google ウェブマスター向け公式ブログ: HTTPS ページが優先的にインデックスに登録されるようになります (2015/12/18)
    常時SSL化のする為の資料 - Qiita (2017/09/06)

    ●SSLで暗号化されない情報
    SSLを使うと、通信の内容が一部暗号化されます。
    SSL/TLSの解説と選び方まとめ|ジオトラスト

    暗号化される情報と、暗号化されない情報は、どのような部分でしょうか?

    WebのTLS通信における暗号化される範囲と暗号化されない範囲 - Webinar

    TLSの暗号化範囲
    httpsで始まるURLのWebページにアクセスすると、TLSを用いた暗号化がされてWebサーバにパケットが向かっていきますが、そのパケットには以下のような情報が含まれています(これが全てではありません、また通信の途中にミドルボックスなどを経由すると変化する情報もあります)。

    1. 宛先(Webサーバ)IPアドレス/ポート番号
    2. 自端末のIPアドレス/ポート番号
    3. 宛先のURL
    4. 宛先に向けたHTTPリクエスト

    そして、上のパケットへの返答としてのパケットには以下のような情報が含まれています。

    5. Webサーバ/自端末のIPアドレス/ポート番号(=上記1、2)
    6. HTTPレスポンス
    7. Webコンテンツ

    このうち、TLSで暗号化されるのは3、4、6、7のみです。

    Webサーバと自端末のIPアドレス/ポート番号は暗号化されません。



    接続元と接続先のIPアドレス、ポート番号は暗号化されないので、「どこに接続しているか?」は丸見えなんですね。

    あなたが受け取っているコンテンツ内容はTLSによって暗号化されているため、どんなコンテンツを見ているかが盗まれることはありませんが、「どこに」アクセスしているのかは盗まれているかもしれません。

    街なかにある、暗号化されていないWi-Fiアクセスポイントに接続して通信するようなときには、何が暗号化されていて何が暗号化されていないか、をなるべく意識して使った方がよさそうです。



    HTTPS通信時のURLは暗号化されるか - うまいぼうぶろぐ

    ・HTTPS通信中のURL情報は暗号化される
      盗聴されてもURLはばれない
    ・web serverのログにはURLは復号されて記録される
      ログを残すかは設定次第



    ・接続先のサーバーに、通信ログ(記録)が残されていれば、サーバーをクラックされたら、通信内容が解読可能。
    ・または、接続先のサーバーをクラックされたら、SSLに使う秘密鍵が盗まれて、通信内容が解読可能。

    ●まとめ
    通常のSSL/TLS通信で、接続先のURLやコンテンツ内容は暗号化されているけど、接続先と接続元(自分)のIPアドレス、ポート番号は暗号化されていません。
    DNSで調べたら、接続先のIPアドレスからある程度ドメインは推定可能ですね。
    接続先のサーバーがクラックされたら、通信記録や秘密鍵から、通信内容は解読可能となります。

    まあ、SSL(TLS)は、気休めみたいなもので、「使わないより使ったほうが良い」程度のものでしょう。
    このエントリーをはてなブックマークに追加

    マストドンからP2P型SNSへの発展

    このエントリーをはてなブックマークに追加
    最近、「マストドン」というWebサービスが話題になっている。

    ポストTwitter? 急速に流行中「マストドン」とは - ITmedia NEWS

    Mastodonは、ドイツに住むEugen Rochkoさん(24)が作ったTwitterライクなSNS。Twitterとの大きな違いは、サイトが1つではなく複数に分散していることだ。

    Mastodonを構築するためのソフトがオープンソースで公開されており、誰でも独自のMastodonインスタンス(サーバ)を作ることができ、インスタンス同士は「連邦」としてゆるくつながる。既に多数のインスタンスが立ち上がっており、4月13日時点で500以上もあるようだ。

    Rochkoさんは「Mastodonは分散化したプラットフォームであり、コミュニケーションが単一の企業に独占されるリスクを避けられる」と説明。Twitterの弱点をカバーする“ポストTwitter”を意識して制作したようだ。



    マストドンに対しては、肯定的な意見がある一方で、欠点を指摘する声もある。

    本の虫: そろそろマストドンについて語っておくか

    マストドンを語るには、まずマストドンが実装しているプロトコルであるOStatusについて説明する必要がある。
    これはもともと、StatusNetというソフトウェアが提唱したプロトコルで、Twitterようなマイクロブログの更新通知のためのプロトコルだ。
    StatusNetは今は名前を変えてGNU Socialとして自由ソフトウェア財団の傘下になっている。



    筆者が思うに、真に自由な通信手段のためには、物理層からのP2Pメッシュネットワークの構築が必須だ。
    例えばコンピューターが無線通信装置を搭載して近隣のコンピューターと通信したり、ストレージをスニーカーを履いた足で運んだりして、物理層からのP2Pメッシュネットワークを構築し、その上にNamecoinのようなP2Pかつ計算資源の多いものが正しいという名前解決の仕組みを導入し、公開鍵署名によって特定の秘密鍵にアクセスできるものによって発信されたデータだと証明できる通信でチャットや掲示板やWebページやメールの仕組みを実装し、すべてのネットワーク参加者は平等である仕組みがほしいが、これとて最終的には計算資源とネットワーク帯域と電力の強いものが正しい弱肉強食の世界になることが予想されるので、世の中は難しい。



    本の虫: マストドンが直面している問題はすでにP2P技術が15年前に遭遇した問題だ

    今をさかのぼることおよそ15年前、P2P技術があらゆる問題を解決する夢の技術として期待されていた。
    当時、P2P通信により、インターネット上に分散メッシュネットワークを構築し、その分散メッシュネットワーク上に、ファイル共有、掲示板、チャット、ブログ、Webページ、その他あらゆるネットワーク通信を実装していた。
    純粋な分散メッシュネットワークでは、すべての参加者が、計算機、ストレージ、トラフィックなどの資源の大小を別にすれば、平等である。

    その実装方法は様々で、例えば特定の機能に特化した実装、例えば、ファイル共有や掲示板のWinny、ファイル共有のBitTorrent、チャットのSkypeのような実装もあれば、Webページのようなより汎用的な機能を提供するfreenetのような実装、あるいは分散メッシュネットワークを構築した上でローカルsocksプロクシーサーバーとして動作して通過的にTCP/IPをアプリケーション層に提供するような実装もあったはずだ。

    その具体的な実装方法については様々な方法が乱立して試されたが、どれも同じ問題を抱えていた。現在のマストドンが抱える問題と同じだ。

    1. 著作権侵害、児童ポルノ、その他の違法なデータ(ドイツにおけるナチ党のシンボルなど)がネットワーク上に蔓延する

    2. ネットワークに参加するノードがキャッシュとしてデータを溜め込むためにネットワークに参加するための計算機、ストレージ、帯域などの資源が莫大になり、個人が参加しづらくなり、結果としてゲートウェイ経由での参加が増える



    問題1.を解決するには、結局有人の検閲を設置するしかない。
    問題2.は解決できない。
    純粋な分散メッシュネットワークによりすべての参加者が平等であることを目指すのであれば、すべての参加者が平等に全ネットワークのコストを負担するので、ネットワークの規模が拡大するほど参加者の負担が増えてしまう。



    問題2.に対処するには、強力なインフラが必要だ。
    大規模なデータセンター、ストレージ、トラフィックを提供する必要がある。
    これにも、企業による資本が必要だ。ネットワークの規模が大きくなっていくと、これまた皮肉なことに個人ではその規模のインフラを提供できず、企業には勝てない。
    そして、規模が大きくなっていくと、すべてを無制限にスクレイピングできるAPIを外部に提供することがパフォーマンス上難しくなっていくだろう。
    そこで、内から外へのリモートフォローも無効化せざるを得ない。



    ●SFプロトタイピング
    未来の人々の生活がどうなっているか?を検討して、タイムマシン商法で現実に持ってくる。
    この手法をSFプロトタイピングという。

    インテルの製品開発を支えるSFプロトタイピング (プロフェッショナル&イノベーション)
    ブライアン・デイビッド・ジョンソン
    亜紀書房
    2013/6/7
    ¥ 2,376


    マストドンの後に、どのようなWebサービス、インターネットの利用形態が出てくるかを想像してみよう。
    (完璧な未来予想など誰にもできないから、正解はない。)

    ・イーサリアム、スマートコントラクトなど、ブロックチェーン技術を利用したP2Pアプリが進化する。
     =P2P型のSNSが登場する。

    ・中央銀行によって独占されていたお金を発行する権利が、デジタルコインの普及によって市民が取り戻す。
     =金融支配層が弱体化(崩壊)する。

    ・デジタルコインの普及によって、お金の本質は「情報」であることが分かる。
     =信用創造の仕組みは、「この取引相手(例:日本銀行など)は信用できる」という情報の共有によって支えられている。

    ・人々の経済活動をつなぐ媒体は、お金以外の情報(例:社会的貢献度を示す評価)も利用できることに気付く。
     =ビル・ゲイツが提唱していた「創造的資本主義」の「評価」は、デジタルコインとP2P型SNSをミックスしたシステムで実現可能。

    中央銀行が終わる日: ビットコインと通貨の未来 (新潮選書)
    岩村 充
    新潮社
    2016-03-25
    ¥ 1512


    P2P型SNSが登場しても、人々が利用する動機付け、インセンティブがないと普及しない。

    P2P型SNSを普及させる仕掛けとして、
    ・単に言論の自由を提供するツールとしてだけではなく、
    ・創造的資本主義を実現するツールとしての側面
    を訴求すれば良い。

    P2P型SNSによって、ビル・ゲイツの創造的資本主義、すなわち、
    ・お金=デジタルコイン
    ・評価=社会的貢献度
    による支払い=買物が可能になるだろう。

    デジタルコインや評価と連動しているP2P型SNSに参加すれば、
    一種の贈与経済、非市場経済が実現可能になる。
    =お金がもらえるような感覚がある。
    =SNSに参加する十分な動機付け、インセンティブになるのではないか?

    非市場経済 - Wikipedia

    非市場経済(英:Non-market economics)は、経済の形態のひとつ。市場メカニズム以外による経済を指す。



    贈与論 他二篇 (岩波文庫)
    マルセル・モース
    岩波書店
    2014-07-17
    ¥ 1231


    P2P型SNSを使えば、経済活動をより自由かつ平等にできるはずだ。

    ●EtherTweet
    イーサリアムを応用したP2P型SNSの実装があった。

    EtherTweet - Microblogging on the Ethereum Blockchain

    Decentralized Twitter
    This repository contains the code of a decentralized microblogging service running on the Ethereum blockchain.
    The service provides basic Twitter-like functionality to tweet messages of up to 160 characters.
    Here, decentralization means there is no company or central authority in control of what is being published.
    The system is censorship resistant in the sense that once a message is published, it can only be removed by the publisher.
    All accounts can receive donations in Ethereum's Ether crypto currency. Being able to receive donations can be an incentive to run a decentralized microblogging feed.
    To not expose the user's social graph to the world, following other accounts is not supported on purpose.
    If you want to edit the source files, you can use Ethereum's Mix IDE which can be found here. In the repository, there is a Mix IDE project file called .mix, it also contains some test cases used during development. Mix can simulate a local blockchain for testing.



    (意訳)

    分散型Twitter
    このリポジトリには、Ethereumブロックチェーン上で動作する分散型マイクロブログサービスのコードが含まれています。
    このサービスは、基本的にTwitterのような最大160文字のメッセージをつぶやく機能を提供します。
    ここで、分散化とは、公開されているものを管理する企業または中央権限がないことを意味します。
    このシステムは、いったんメッセージが公開されると、投稿者によってのみ削除できるという意味で、検閲に対抗しています。
    すべてのアカウントは、EthereumのEther暗号通貨で寄付を受け取ることができます。
    寄付を受け取れることは、分散型マイクロブログを運営する報酬になる可能性があります。
    ユーザーのソーシャルグラフを世界に公開しないために、他人のアカウントをフォローすることは状況に応じて提供されません。
    ソースファイルを編集したい場合は、ここにあるEthereumのMix IDEを使用することができます。
    リポジトリには、.mixと呼ばれるMix IDEプロジェクトファイルがあり、開発中に使用されたいくつかのテストケースも含まれています。
    Mixはテスト用にローカルブロックチェーンをシミュレートできます。



    「EtherTweet」では、寄付する/寄付を受け取れる機能が用意されている。
    すなわち、贈与経済が可能となる。

    ブロックチェーンやイーサリアムは、まだまだ改善の余地がある未熟な技術だ。
    ・パソコンやスマホで、誰でも簡単に始められるように改善する。
    ・コンピューティングパワーの負担を分散化する仕組みが必要。
    ・POW(Proof of Work、仕事の証明)の技術を改善する。

    日本のプログラマーは、スマートコントラクトを攻略して、金子勇、中本哲史を超えるP2P技術を開発していただきたい。

    スマートコントラクト本格入門―FinTechとブロックチェーンが作り出す近未来がわかる
    鳥谷部 昭寛
    技術評論社
    2017-02-16
    このエントリーをはてなブックマークに追加

    仮想通貨のスマートコントラクトからワールドコンピューターが誕生

    このエントリーをはてなブックマークに追加
    仮想通貨の魅力は、誰でも自由に発行できることだ。
    中央銀行の信用創造ではなく、利用者各人の相互信頼が重要なのだ。
    資本主義経済の改善は、仮想通貨の普及によってもたらされるだろう。

    仮想通貨のスマートコントラクト(契約の自動化)は、ITによる社会の効率化、経済活動の効率化をもたらす。

    スマートコントラクトとは何か? Smart Contractの定義 - Qiita

    「スマートコントラクト」という言葉の使い方
    1. デジタルの形の約束事 (概念提唱者のNick Szaboの定義)
    2. 賢い契約 (直訳して、言葉をそのままに解釈)
    3. プログラム化された契約
    4. 自力執行権のある契約 (self-enforcing contract by Nicolas Dorier)
    5. スマートコントラクト・プラットフォーム上で動くプログラムのこと
      狭義でEthereum上で動くプログラム、コントラクトのこと



    Ethereumにおけるスマートコントラクト
    Ethereumは、当初Ethereumをスマートコントラクトと分散型アプリケーション(DApp)プラットフォームと言っていました。(現在ではワールドコンピュータと表現)。



    スマートコントラクトで67兆円規模に広がるブロックチェーンの世界 - BCCC発表会 | マイナビニュース

    現在のブロックチェーンは取り引きや手続きの登録、履行の記録などを実現する「スマートコントラクト」のレベルに進みつつある。
    スマートコントラクトは、1990年代にコンピュータ科学者であるNick Szabo氏が提唱した概念で、日本語に置き換えると「契約の自動化」だ。
    Szabo氏の説明を引用すると、利用者が必要な金額を投入し、特定のドリンクのボタンを押す自動販売機の販売スタイルがそれに当たる。
    「これをブロックチェーンの中で実現し、自動化させるのがスマートコントラクトの世界」だという。



    すでにウクライナなどでは選挙の投票システムにブロックチェーンを用いており、業種を問わない展開が始まっているという。
    スマートコントラクトの実現により、UberやAirbnbに代表されるシェアリングエコノミーの分野にも用いられる可能性を踏まえ、大谷氏は「非中央集権型であるブロックチェーンの世界が広がっていく」と展望を語った。



    IoTとスマートコントラクトが作る“超自動化社会”とは? | Biz/Zine

    ブロックチェーンは、ビットコインという貨幣の「台帳」という役割から、ネットワーク型のコンピューティング基盤へと変貌を遂げつつある

    ブロックチェーン上で貨幣以外の「資産」を管理する「スマートプロパティ」が生まれてきた。
    資産を登録管理するだけでなく、それらの資産に関する処理をブロックチェーン上で実行できるようにする「スマートコントラクト」や、実行できる処理の汎用性を高めたイーサリアム、ハイパーレッジャーなどの「コンピューティング基盤」が生まれてきた。



    スマートコントラクト

    「ビットコインのP2Pネットワークは世界最大のコンピュータ」なのか? - さくらのナレッジ

    「ビットコインのネットワークは世界最大のスーパーコンピュータである」という「ものの言い方」があります。
    これは正しいのかどうかを検討するため世界最速のスーパーコンピュータの能力と比較してみました。
    その結果、「2重のSHA-256ハッシュ計算」という特定の計算能力については、ビットコインのP2Pネットワークは世界で最も強力なコンピュータであると考えて良さそうです。

    仮想通貨ビットコインを動かしているP2P(Peer-to-Peer)ネットワークは、PoW(Proof of Work)と呼ぶ計算競争を常に行っています。
    その計算能力の合計を「ハッシュパワー」と呼んでいます。

    ビットコインのハッシュパワーが世界最速スーパーコンを上回ったのは2011年6月



    ハッシュパワー

    ブロックチェーンが生み出したワールドコンピューターは、人類の歴史を変える道具になるだろう。

    どのような使い方をすれば良いのか?
    アイデアを考えるのが楽しみだ。


    ブロックチェーン・レボリューション ――ビットコインを支える技術はどのようにビジネスと経済、そして世界を変えるのか
    ドン・タプスコット
    ダイヤモンド社
    2016-12-01


    このエントリーをはてなブックマークに追加

    仮想通貨「イーサリアム」の普及

    このエントリーをはてなブックマークに追加
    ビットコインに代表される仮想通貨の市場が広がっている。
    ビットコインに代わる、アルトコインも次々と開発されている。
    アルトコインの筆頭は、現在「イーサリアム」だろう。

    ethereum


    Ethereum Project

    イーサリアム - Wikipedia

    イーサリアム(英: Ethereum)は、イーサリアム・プロジェクトにより開発が進められている、分散型アプリケーション (DApps) やスマート・コントラクトを構築するためのプラットフォームの名称、及び関連するオープンソース・ソフトウェア・プロジェクトの総称である。
    イーサリアムでは、イーサリアム・ネットワークと呼ばれるP2Pのネットワーク上でスマート・コントラクトの履行履歴をブロックチェーンに記録していく。
    またイーサリアムは、スマート・コントラクトを記述するチューリング完全なプログラミング言語を持ち、ネットワーク参加者はこのネットワーク上のブロックチェーンに任意のDAppsやスマート・コントラクトを記述しそれを実行することが可能になる。
    ネットワーク参加者が「Ether」と呼ばれるイーサリアム内部通貨の報酬を目当てに、採掘と呼ばれるブロックチェーンへのスマート・コントラクトの履行結果の記録を行うことで、その正統性を保証していく。
    このような仕組みにより特定の中央管理組織に依拠せず、P2P全体を実行環境としてプログラムの実行とその結果を共有することが可能になった。



    イーサリアム(Ethereum)とは?【bitFlyer】

    イーサリアムはビットコインの次に時価総額が大きい仮想通貨です。
    イーサリアムの時価総額は約 830 億円(※)で、ビットコインは約 7,000 億円(※)です。
    仮想通貨全体の時価総額は約 8,640 億円(※)なので、イーサリアムとビットコインで仮想通貨全体の時価総額の 90% を占めています。(※ 2016 年 4 月 9 日現在)



    イーサリアムとは?アルトコインの代表的存在。

    仮想通貨ではビットコインが圧倒的に有名ですが、ビットコイン以外の種類もたくさん存在します。
    ビットコイン以外は総称してアルトコインと呼ばれていますが、中でも時価総額が大きいのがイーサリアム(Ethereum)です。




    ブロックチェーン 仕組みと理論 サンプルで学ぶFinTechのコア技術
    赤羽喜治 編著
    リックテレコム
    2016-10-18
    ¥ 3240



    【“仮想通貨「イーサリアム」の普及”の続きを読む】
    このエントリーをはてなブックマークに追加

    C#でP2Pクライアントを作る方法

    このエントリーをはてなブックマークに追加
    BitTorrentのクライアントソフトをC#で作成する方法をが紹介されていました。

    P2Pプログラマ必見の丁寧な技術資料「Building a BitTorrent client from scratch in C#」

    BitTorrentの歴史や用語の説明から始まり、ツールのセットアップ方法やテスト方法、ソースコードの各機能の説明まで一通り記載されています。



    Seán O'Flynn

    Building a BitTorrent client from scratch in C#



    P2Pのソフトを作る際に参考になるだろう。


    ビットコインとブロックチェーン:暗号通貨を支える技術
    アンドレアス・M・アントノプロス
    エヌティティ出版
    2016-07-14
    ¥ 3996


    このエントリーをはてなブックマークに追加